テクニカル分析 初級

ローソク足

ろうそくあし

ひとことで言うと

一定期間の始値・終値・高値・安値を1本のローソク型で表したチャート。

解説

ローソク足は、ある期間(1日・1週間など)の値動きを1本の図形で表したチャートです。四角い「実体」と、その上下に伸びる「ヒゲ」で構成されます。始値より終値が高い場合は「陽線」、低い場合は「陰線」として色で区別します。実体は始値と終値の幅を、ヒゲはその期間の高値・安値を表します。1本ごとの形や並び方から相場の勢いや転換のサインを読み取る、テクニカル分析の最も基本的なチャートです。

ローソク足の構造陽線と陰線を並べ、高値・安値・始値・終値・実体・上ヒゲ・下ヒゲの位置を示した図 上ヒゲ 実体 下ヒゲ 高値 終値 始値 安値 始値 終値 陽線(終値 > 始値) 陰線(終値 < 始値) 上昇=買い優勢 下落=売り優勢
1本のローソク足は「始値・終値・高値・安値」の4つの価格を表す。実体が陽線(緑)なら終値>始値で買い優勢、陰線(赤)なら終値<始値で売り優勢。

具体例で理解する

始値1,000円→高値1,080円→安値990円→終値1,060円の1日は、実体が白い(陽線)ローソク足になります。長い下ヒゲは「一度売られたが買い戻された」強さのサイン、長い上ヒゲは「上値で売りが出た」弱さのサインと読みます。1本で4つの価格情報を表せる、日本発祥のチャート表現です。

押さえておきたいポイント

  • 陽線=終値が始値より高い(買い優勢)、陰線=終値が始値より低い(売り優勢)
  • ヒゲの長さは「試したが押し戻された」値域。下ヒゲ長は反発、上ヒゲ長は失速の示唆
  • 1本だけで判断せず、並び(包み足・はらみ足など)や移動平均線と組み合わせて使う

よくある質問

日足・週足・月足はどう使い分けますか?

長期投資なら週足・月足で大きな流れを、短期売買なら日足や分足を見ます。基本は「長い足で方向を確認し、短い足でタイミングを計る」です。

ローソク足だけで売買判断できますか?

ローソク足は値動きの記録であり、それだけで将来を予測できるわけではありません。出来高や移動平均線、そして業績などのファンダメンタルズと組み合わせるのが堅実です。