基礎知識
初級
株主優待
かぶぬしゆうたい
ひとことで言うと
一定数以上の株を持つ株主に企業が贈る、自社製品や割引券などの特典。
解説
株主優待とは、企業が株主に対して配当とは別に提供する独自の特典です。自社製品の詰め合わせ、食事券、割引券、QUOカードなどさまざまです。多くの場合「100株以上を保有」など一定の条件があり、決まった時期(権利確定日)に株主であることが条件になります。日本独特の制度で、優待目的で投資する個人投資家も多くいます。
具体例で理解する
外食チェーンC社は「100株以上保有の株主に年2回、3,000円分の食事券」を贈っています。株価が1,500円なら15万円の投資で年6,000円分の優待。配当と合わせた「総合利回り」で考える個人投資家も多く、優待人気で株価が下支えされる銘柄もあります。
押さえておきたいポイント
- 優待を受け取るには「権利確定日」に株主名簿に載っている必要がある(実際は権利付き最終日までに購入)
- 優待の新設・拡充は株価の上昇要因、廃止・改悪は下落要因になりやすい
- 近年は公平な株主還元の観点から優待を廃止し配当に一本化する企業が増えている
よくある質問
優待だけもらってすぐ売ってもいいですか?
可能ですが、権利確定日の翌営業日(権利落ち日)は優待・配当の価値の分だけ株価が下がりやすいため、すぐ売ると値下がり損で優待分が相殺されることもあります。長期保有を条件に優待を拡充する企業も増えています。
株主優待は課税されますか?
税法上は雑所得扱いです。給与所得者は雑所得などが年20万円以下なら確定申告不要のため、実際には申告不要の範囲に収まるケースが大半です。