相場格言
中級
落ちてくるナイフはつかむな
おちてくるないふはつかむな
ひとことで言うと
急落の最中に慌てて買うな、下げ止まりを確認してからにせよという戒め。
解説
「落ちてくるナイフはつかむな」は、株価が急落している最中に、安くなったからと慌てて買うことを戒めた相場格言です。落下中のナイフを手でつかもうとすればケガをするように、下落の勢いが強いうちに買うと、さらなる下落でより大きな損失を被りかねません。ナイフが床に落ちて止まったのを確認してから拾う、つまり下げ止まりを見極めてから買うべきだという教えです。安いところを買う逆張りの難しさを表しています。
具体例で理解する
好決算期待で5,000円だったNN社株が、業績下方修正で1日で3,500円に暴落。「安い!」と飛びついたら翌週2,800円——これが「落ちてくるナイフをつかむ」失敗です。ナイフが床に刺さる(下げ止まる)のを確認してから拾っても遅くない、という暴落時の鉄則を教える格言です。
押さえておきたいポイント
- 暴落直後の買いは、下落の途中である可能性が高い。「半値になったらさらに半値」もある
- 下げ止まりのサイン:出来高を伴った反発、安値の切り上げ、悪材料の出尽くしなど
- どうしても買いたいなら一括ではなく分割で。「全部は拾えない」前提で資金を残す
よくある質問
下げ止まったかどうかはどう判断しますか?
完全な判定は不可能ですが、目安はあります。①数日〜数週間、安値を更新しなくなる、②出来高が膨らんで売りが出尽くした形になる、③悪材料の全容が判明する、などです。「最安値で買う」のは諦め、「下げ止まりを確認して買う」のが格言の教えです。
積立投資でも暴落時は買うのを待つべきですか?
いいえ。積立は「タイミングを計らない」ことが本質なので、暴落中も淡々と続けるのが正解です。この格言は個別株の一括投資への戒めであり、分散された資産への定額積立には当てはまりません。