取引・注文
初級
塩漬け
しおづけ
ひとことで言うと
含み損の株を売るに売れず長期間放置すること。資金が凍結される典型的な失敗。
解説
塩漬けとは、買値を大きく下回った株式を「売ったら損が確定してしまう」と売れないまま、長期間保有し続けることです。漬物の塩漬けになぞらえた相場用語で、資金がその銘柄に凍結されてしまい、他の投資機会を逃す機会損失が最大の問題です。「いつか戻る」という期待には根拠がないことが多く、何年も買値に戻らない銘柄や上場廃止になる銘柄もあります。塩漬けを防ぐには、購入時に損切りラインを決めること、そして定期的に「今この銘柄を新規に買いたいか」を自問することが有効です。
具体例で理解する
1,000円で買ったJJ社株が600円に下落。「売ったら損が確定するから」と数年間放置——これが塩漬けです。お金は寝たまま、その間に他の銘柄で得られたはずの利益(機会損失)も失います。塩漬けは「損をしていない」のではなく、「損失と機会損失を同時に抱えている」状態です。
押さえておきたいポイント
- 塩漬けの本質は機会損失。資金が拘束され、次の投資チャンスに動けなくなる
- 「いつか戻る」保証はない。上場廃止や何十年も戻らない銘柄は実際に多数ある
- 塩漬け株の対処:①買った理由が今も有効か再点検、②無効なら損切りして資金を解放、③損出しで税金を取り戻す
よくある質問
塩漬け株はもう売らない方がいいですか?
「今この銘柄を新規に買いたいか?」と自問してみてください。買いたくないなら、保有し続ける理由もないはずです(保有=毎日その株を買い直しているのと同じ)。損切りした資金をより有望な投資先に移す方が、戻りを祈るより合理的です。
損出しとは何ですか?
含み損の株を年内に売却して損失を確定させ、その年の利益と損益通算して税金を減らすテクニックです。塩漬け株の「活用法」として年末によく行われます。同じ銘柄を買い直す場合は翌営業日以降に(同日買い直しは取得単価が平均化され効果が減ります)。