相場格言
初級
頭と尻尾はくれてやれ
あたまとしっぽはくれてやれ
ひとことで言うと
最安値で買い最高値で売ろうと欲張らず、ほどほどの利益で満足せよという教え。
解説
「頭と尻尾はくれてやれ」は、欲張りすぎることを戒めた相場格言です。魚の一番おいしい部分(胴体)だけをいただき、頭と尻尾は他人にくれてやるように、相場でも最安値で買って最高値で売ろうと狙うのは難しく、かえって機会を逃します。底値や天井をぴたりと当てようとせず、値動きの「おいしいところ」をほどほどに取れれば十分だ、という現実的な教えです。
具体例で理解する
800円で買ったPP社株が1,500円まで上昇後、反落し始めました。「最高値の1,500円で売れたはずなのに」と1,400円での売りをためらい、結局1,000円まで往復——尻尾を欲張って胴体まで失った形です。魚の頭(天井)と尻尾(大底)は他人にくれてやり、胴体(中間の値幅)で満足せよという教えです。
押さえておきたいポイント
- 天井で売り、大底で買うことは誰にもできない。狙うこと自体が欲張り
- 「もう少し」の欲が利確を遅らせ、損切りも遅らせる。8割取れれば上出来
- 機械的な目標価格・撤退価格の設定が、頭と尻尾への執着を断つ実務的な方法
よくある質問
高値で売り損ねた後、どうすればいいですか?
「最高値と比べない」ことです。比較すべきは自分の買値と現在の利益。高値を基準にすると、十分な利益が出ていても「損した気分」になり、判断を誤ります。利益が出ているなら、それは成功です。
底で買えなかった場合も同じ考え方ですか?
はい。「最安値を逃したから買わない」と待ち続けて上昇に乗り遅れるのが典型的な失敗です。底から1〜2割上がっていても、長期で見れば十分な「胴体」が残っていることは多いものです。