相場格言
中級
待つも相場
まつもそうば
ひとことで言うと
無理に売買せず、好機が来るまでじっと待つこともまた立派な投資判断である。
解説
「待つも相場」は、何もしないで待つことも立派な投資行動だと説いた相場格言です。投資というと売買することばかりに目が向きがちですが、相場の方向がはっきりしないときや好機でないときに無理に手を出すと、失敗を招きやすくなります。よいタイミングが来るまで現金で待機し、機会をうかがうこと自体が、利益につながる重要な判断だという教えです。
具体例で理解する
相場全体が過熱し、どの株もPERが高すぎると感じたら、無理に買わず現金のまま待つ——これも立派な投資判断です。「休むも相場」とも言います。数か月後に調整が来て割安な水準で買えれば、待った価値は十分。常にポジションを持ちたがる「ポジポジ病」への戒めです。
押さえておきたいポイント
- 「買う・売る・待つ」の三択で考える。待つ(現金保有)も積極的な戦略の一つ
- チャンスが無いときに無理に作ったポジションは、たいてい損で終わる
- 現金比率はリスク調整の最強ツール。暴落時に動ける「待機資金」の価値は大きい
よくある質問
待っている間、お金がもったいなくないですか?
機会損失に見えますが、悪い条件で投資して失う損失の方が高くつくことが多いのです。なお、コツコツ積立は「常に市場に居続ける」戦略なので別物。この格言は個別株やタイミング投資における心構えです。
どのくらいの現金比率が適切ですか?
一律の正解はありませんが、「生活費の半年〜1年分は現金で確保し、投資資金のうちも一部は待機資金に」が一般的な目安です。相場が割高と感じるほど現金比率を上げる、という運用者も多くいます。