経済・市場 初級

円高・円安

えんだか・えんやす

ひとことで言うと

外国通貨に対して円の価値が上がるのが円高、下がるのが円安。

解説

円高・円安は、円と外国通貨(主に米ドル)の交換比率である為替レートの動きを表す言葉です。たとえば1ドル150円から130円になると、より少ない円でドルと交換できるため「円高」、逆に170円になると「円安」です。円安は輸出企業の利益を押し上げる一方、輸入品の値段が上がります。円高はその逆で、為替の動きは企業業績や株価に大きく影響します。

具体例で理解する

1ドル100円が150円になるのが円安です(1ドル買うのに多くの円が必要=円の価値が下落)。円安になるとトヨタなど輸出企業は海外で稼いだドルを多くの円に換えられ増益に。逆に輸入価格は上がり、ガソリンや食品が値上がりします。米国株投信の円建て評価額は円安で増えます。

押さえておきたいポイント

  • 円安の追い風:輸出企業(自動車・機械)、海外資産(米国株投信など)、インバウンド関連
  • 円高の追い風:輸入企業(電力・紙パルプ・小売)、海外旅行者。輸出企業には逆風
  • 為替を動かす主因は日米金利差。米国が利上げ・日本が低金利なら円安方向に動きやすい

よくある質問

円安と円高、株式市場にはどちらが良いのですか?

日経平均には輸出大企業が多いため、伝統的に「円安=日本株高」の傾向があります。ただし行き過ぎた円安は輸入物価の上昇で家計を圧迫し、内需企業には逆風です。銘柄ごとに影響の向きが違う点が重要です。

米国株投資に為替はどう影響しますか?

為替ヘッジなしなら、株価が変わらなくても1ドル100円→150円の円安で円建て資産は1.5倍になります。逆に円高は目減り要因です。長期積立では為替変動も平均化されるため、ヘッジなしが主流です。