経済・市場
中級
金利
きんり
ひとことで言うと
お金を貸し借りするときにかかる「お金のレンタル料」。株価に大きく影響する。
解説
金利とは、お金を貸し借りする際に、元本に対して支払われる対価(利息)の割合です。中央銀行(日本では日本銀行)が金融政策で誘導する政策金利は、景気や物価に大きな影響を与えます。一般に金利が上がると企業の借入コストが増え、株式より債券や預金の魅力が相対的に高まるため、株価には下落圧力がかかりやすくなります。逆に金利が下がると株価には追い風になりやすいとされます。
具体例で理解する
日銀が政策金利を上げると、住宅ローンや企業の借入金利も上がり、経済のブレーキになります。株式市場では「金利上昇=株安(特にグロース株)、金利低下=株高」が基本の連想です。米国のFRBが利上げ・利下げを発表する日は、世界中の株価が大きく動きます。
押さえておきたいポイント
- 金利上昇は株式の相対的な魅力を下げる(安全な債券で利回りが取れるため)
- 高PERのグロース株ほど金利上昇に弱く、銀行株は利ざや拡大で金利上昇が追い風
- 「長期金利(10年国債利回り)」は住宅ローン固定金利や株式バリュエーションの基準になる
よくある質問
なぜ金利が上がると株が下がるのですか?
理由は主に2つ。①企業の借入コストが増え利益を圧迫する、②国債などの安全資産でも利回りが取れるようになり、リスクを取って株を買う妙味が薄れる、です。特に将来の利益への期待で買われるグロース株は、金利上昇時に売られやすくなります。
日本の金利と米国の金利、どちらを見るべきですか?
両方ですが、世界の株式市場への影響は米国金利(FRBの政策金利と米10年債利回り)が圧倒的です。日本の金利は円相場(日米金利差)や銀行株を通じて日本株に影響します。