投資指標 初級

EPS

いーぴーえす

正式名称:1株当たり利益(Earnings Per Share)

ひとことで言うと

会社の利益を発行株式数で割った、「株1株がどれだけ稼いだか」を示す数値。

解説

EPS(1株当たり利益)は、企業の当期純利益を発行済株式数で割った値で、「1株がどれだけの利益を生み出したか」を表します。「当期純利益 ÷ 発行済株式数」で計算します。EPSが年々増えている企業は収益力が成長していると判断できます。PER(株価収益率)を計算する際の基礎にもなる重要な数値です。

具体例で理解する

純利益500億円・発行済株式数1億株のN社のEPSは500円。「株1株が1年間に500円稼いだ」ことを意味します。来期EPSが550円に増える見込みなら増益率10%。EPSの成長は株価上昇の最も基本的なエンジンで、PERの計算(株価÷EPS)にも使われる中核指標です。

押さえておきたいポイント

  • 計算式:EPS = 純利益 ÷ 発行済株式数。「1株あたりの稼ぐ力」を示す
  • 株価の長期トレンドはEPSの成長にほぼ連動する。増収増益でEPSが伸び続ける企業が王道
  • 自社株買いで株式数が減るとEPSは上がる。利益が同じでも株主の取り分は濃くなる

よくある質問

EPSが下がるのはどんなときですか?

純利益の減少に加え、増資(新株発行)で株式数が増えたときもEPSは下がります(希薄化)。大型増資の発表で株価が下がるのは、この希薄化を嫌気するためです。

EPSはどこで確認できますか?

決算短信の1ページ目に「1株当たり当期純利益」として記載されています。証券会社アプリやYahoo!ファイナンスでも銘柄ページで確認でき、来期の予想EPSも併記されるのが一般的です。