経済・市場 中級

GDP(国内総生産)

じーでぃーぴー

正式名称:国内総生産(Gross Domestic Product)

ひとことで言うと

一定期間に国内で生み出されたモノやサービスの付加価値の合計。経済規模を示す。

解説

GDP(国内総生産)は、一定期間(多くは1年や四半期)に国内で新たに生み出されたモノやサービスの付加価値の合計です。その国の経済の規模や成長の勢いを示す代表的な指標で、前の期と比べた成長率(経済成長率)が景気判断の重要な材料になります。GDPの動きは、企業業績の見通しを通じて株式市場にも影響します。

具体例で理解する

日本のGDPは約600兆円。これは1年間に日本国内で生み出されたモノ・サービスの付加価値の合計です。四半期ごとに発表される「GDP成長率」が市場予想を上回れば景気は好調と判断され、株式市場にはプラス材料。マイナス成長が2四半期続くと「テクニカル・リセッション(景気後退)」と呼ばれます。

押さえておきたいポイント

  • GDP成長率は経済全体の体温計。株式市場の長期的な土台になる
  • 速報値(1次速報)と改定値で数字が変わる。市場が反応するのは主に速報値
  • 「名目GDP」は物価込み、「実質GDP」は物価変動を除いた数値。景気判断は実質を見る

よくある質問

GDPが伸びれば株価も上がりますか?

長期的には経済成長と株価は連動しますが、短期では別物です。株価は半年〜1年先を織り込んで動くため、「景気最悪のニュースの中で株価は底打ち」がよく起こります。GDPは確認指標であり先行指標ではありません。

GDPはいつ発表されますか?

日本は四半期ごとに内閣府が発表します(速報は四半期終了の約1.5か月後)。米国のGDPは商務省が四半期ごとに速報・改定・確報の3回発表し、世界の市場が注目します。