テクニカル分析 中級

支持線・抵抗線

しじせん・ていこうせん

正式名称:サポートライン/レジスタンスライン

ひとことで言うと

株価が下げ止まりやすい価格帯(支持線)と、上値を抑えられやすい価格帯(抵抗線)。

解説

支持線(サポートライン)とは過去に何度も株価が下げ止まって反発している価格帯、抵抗線(レジスタンスライン)とは何度も上昇を阻まれている価格帯のことです。多くの投資家が同じ価格を意識して注文を置くため、実際にその価格帯で売買が増え、自己実現的に機能します。抵抗線を上に抜ける(ブレイクアウト)と上昇が加速しやすく、抜けた抵抗線は今度は支持線として機能することが多い、という性質もテクニカル分析の基本として知られています。

支持線・抵抗線抵抗線と支持線の間でローソク足が往復し、最後に抵抗線を上抜けする様子抵抗線(上値を抑える)支持線(下げ止まる)ブレイクアウト ↑
何度も下げ止まる支持線と、上値を抑える抵抗線。抜ける(ブレイク)と勢いづき、抜けた線は役割が逆転することも。

具体例で理解する

BB社株は過去3回、1,800円まで下がるたびに反発しています。この1,800円が支持線(サポートライン)です。逆に2,200円に近づくたびに売られて跳ね返されるなら、2,200円が抵抗線(レジスタンスライン)。多くの投資家が同じ価格を意識することで、実際にその価格帯で売買が増えます。

押さえておきたいポイント

  • 支持線=下値で買いが入りやすい価格帯、抵抗線=上値で売りが出やすい価格帯
  • 抵抗線を上に抜ける(ブレイクアウト)と、抵抗線が今度は支持線に変わることが多い
  • 過去の高値・安値、キリの良い株価(1,000円など)、移動平均線が支持・抵抗として意識されやすい

よくある質問

なぜ支持線・抵抗線は機能するのですか?

「あの値段で買い損ねた」「あの値段で買って含み損だからせめて買値で売りたい」など、過去の価格に投資家の記憶と注文が集まるためです。多くの人が意識するほど自己実現的に機能します。

支持線を割ったらどうすべきですか?

支持線割れは下落加速のサインとされ、損切りや買い見送りの判断材料になります。ただし一時的に割ってすぐ戻る「だまし」も多いため、終値ベースで判断する、数%のゆとりを持たせるなどの工夫が使われます。