相場格言
初級
卵は一つのカゴに盛るな
たまごはひとつのかごにもるな
ひとことで言うと
資産はひとつに集中させず、分散させなさいという分散投資の教え。
解説
「卵は一つのカゴに盛るな」は、分散投資の大切さを説いた相場格言です。すべての卵をひとつのカゴに入れていると、そのカゴを落としたときに全部割れてしまいます。複数のカゴに分けておけば、ひとつ落としても被害は一部で済みます。投資も同じで、資金をひとつの銘柄や資産に集中させると、それが値下がりしたとき大きな損失を被ります。投資先を分けてリスクをやわらげることの重要性を表した、最も有名な格言のひとつです。
具体例で理解する
全資産300万円を1銘柄に集中させ、その会社が不祥事で株価半減——カゴを落として卵が全部割れた状態です。300万円を「日本株・米国株・債券・現金」に分けていれば、1つの暴落も資産全体への打撃は限定的。分散投資の大切さを説く、世界で最も有名な投資格言です。
押さえておきたいポイント
- 1つの資産への集中はリターンも最大だがリスクも最大。「割れたら全滅」を避けるのが分散
- カゴの分け方は銘柄・資産クラス・国/通貨・時間(積立)の4方向
- 「卵を盛りすぎたカゴ」にも注意。分散しても資産全体の9割が株式なら、株安には弱いまま
よくある質問
逆に「カゴを一つに絞れ」という意見も聞きますが?
「集中投資こそ富を築く」(バフェットの「分散は無知へのヘッジ」など)という考え方も確かに存在します。ただしそれは企業分析に膨大な時間を割けるプロの流儀です。本業を持つ個人の資産形成では、分散を土台にするのが現実的です。
何銘柄に分散すれば十分ですか?
個別株なら10〜20銘柄・業種も分散で効果は頭打ちになるという研究が多いです。ただし投資信託なら1本で数百〜数千銘柄に分散できるため、初心者はまずインデックスファンドを使うのが手っ取り早い解決策です。