経済・市場 中級

米国雇用統計

べいこくこようとうけい

ひとことで言うと

毎月第一金曜に発表される米国の雇用データ。為替と株価が大きく動く月例イベント。

解説

米国雇用統計とは、米国労働省が原則毎月第一金曜日に発表する雇用関連の統計です。特に「非農業部門雇用者数」と「失業率」、賃金の動向を示す「平均時給」が注目されます。雇用はFRBの金融政策判断に直結するため、結果が市場予想から大きく外れると、発表直後に為替が1円単位で動き、株価指数も急変動します。日本時間では夏時間で21時30分、冬時間で22時30分の発表となり、「月に一度のお祭り」と呼ばれるほど世界中のトレーダーが注視するイベントです。

具体例で理解する

毎月第一金曜の日本時間21時30分(夏時間)に発表される米国の雇用統計は、「月に一度の金融市場のお祭り」と呼ばれます。非農業部門雇用者数が市場予想を大きく上回れば「景気は強い→利下げ遠のく→株安・ドル高」のように、発表の瞬間に為替が1円、株価指数が1%動くこともあります。

押さえておきたいポイント

  • 最重要は「非農業部門雇用者数(NFP)」と「失業率」、賃金インフレを示す「平均時給」
  • 雇用が強すぎる→利下げ期待後退で株安、弱すぎる→景気後退懸念で株安。「ほどよい数字」が株高
  • 発表直後は値動きが乱高下する。短期売買は数字を確認してからでも遅くない

よくある質問

なぜ米国の雇用統計がそんなに重要なのですか?

FRBの使命が「物価の安定」と「雇用の最大化」の2つだからです。雇用統計はFRBの利上げ・利下げ判断に直結するため、金利見通しを通じて世界中の株・債券・為替を動かします。

日本株への影響はありますか?

大いにあります。雇用統計は金曜夜の発表のため、まず米国株と為替が反応し、週明け月曜の日経平均がそれを引き継ぎます。円相場が動けば輸出株を中心に直接の影響も受けます。